むうちゃんとおとうちゃんとジュニさんの"のほほん"おとぼけDAYS。

by yukaripod

あの叫び声が頭から離れません

f0194020_14115919.jpg野生の証明
薬師丸ひろ子、高倉健ほか

元自衛隊特殊部隊の味沢は、ある集団殺人事件の唯一の生き残りである娘、頼子を養女として引きとり、育てていた。しかし、彼の住む街に巣くう大物実力者一味の陰謀に巻きこまれてしまったことから、味沢のなかに眠る野性が再び呼び起こされていく…。(amazonより)

リアルタイムではみていなかったんだけど、「Wの悲劇」と同じく、これもTVでやっていたのを録画して、みました。
冒頭からの数々の残虐な殺戮シーンに、どんな映画だか全く知らずに夜ひとりでみていたので、一瞬停止ボタンに手が伸びそうになりました。ああ、怖かった。

よく「リアルじゃない」という言葉を、「実際にこんなことあるわけないだろ」という意味で使っている文章を目にするけれど、リアリズムってそういうことではないと思う。
いかに自分の身に起こることとして考えられるか、自分の身に置き換えて考えることができるか、それを提供するのがリアリズムだと思うんです。
「実際にこんなことあるわけないだろ」っていうこと、よく考えたら身近でたくさん起きているはずです。
現実に「絶対」はないのだから。

そういった意味で、内容は直接的には関係ないにしろ、国防問題に揺れる、今まさに現在の日本の矛盾を考えていかなければいけない時に、あまりにもタイムリーすぎたリアリズム満載の映画だと言えるかもしれません。

それにしても、薬師丸ひろ子って、やっぱりなにかを残す女優さんだなー。
「おとうさーん!!」という、あの叫び声が頭から離れません。
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by yukaripod | 2009-12-07 14:35 | 本・音楽・映画